校正例

実際の校正例を掲載いたしますので、ご参照ください。無料の翻訳ツールではなく“人”が行う校正に、どんな利点があるのか簡単に説明させてください。

単純なスペルミス

Restaurant, Drink, Appetizer, Saladなどメニューに大きく表記される文字のミススペル

上の写真はBlack Peppr Sauce Crabと言いたかったのでしょうが、Crab以外全てスペルミスです。

PancakeをHotcake、Soft-serve ice creamをSoft cream、French FriesをFried Potatoes など和製英語と混同してしまっている訳なども多く見受けられます。

LとRの間違いは頻出で、DLINKやBLUNCHなどは個人的も何度か遭遇しました。

Fry(揚げる)とFly(ハエ)は頻出の間違いです。

日本語にも該当しますが、1文字違うだけで、まるっきり異なる意味になってしまい、その意味によっては食欲が減退してしまったり、不快な気持ちになってしまうこともありえます。

 

翻訳ツールでよくある間違い

わらび餅=Warabi rice cake X

餅はrice cake と訳されますが、わらび餅はわらび粉で作られていて、米は原料に含まれません。アレルギーなどを持っている外国の人に、こういった表記の間違いは大事を招きかねません。

以前、あるホテルで”クズ餅”の英訳に”trash rice cake”(ゴミ餅)と記載されているのに遭遇しましたが、恐らく通訳ツールで変換したものだと思います。


たこやき=Grilled Octopus X

そのまま変換すると上記のようになってしまいます。日本食の認知度が上がり、最近ではSushiと同じようにTakoyakiと表記されることが多いです。大事なのはWhat is “Takoyaki”?と聞かれたときに、的確な説明ができるかどうかです。PLATE IT UPの校正は、考えうる質問や、求められる説明などを一言アドバイスとしてテキストに添えさせて頂きます。

上の写真のやみつききゅうりは恐らく直訳したのでしょうが、「中毒症状のあるきゅうり」と訳されてしまっています。

英語が得意な方が校正に携わっていても見受けられる間違いというのがあります。

複数形、大文字・小文字、theなど、細かい表記の部分、そして調理工程や料理の発案者、地名などが、料理の名前に含まれている際の、誤訳が良くある間違いです。


その他見かけるのが、料理名や商品名は英訳が添えられているのに、説明には英語分が記載されていないもの。”ブルーベリーとクリームチーズのマフィン Blueberry and cream cheese muffin”、”クルミの食感とブルーベリーの酸味がヤミツキ!”と書かれたものに、以前遭遇しました。

日本語を読めない方がナッツアレルギーだった場合、ゾッとしますよね。

 

弊社校正例

弊社での校正メニュー例です。

正確な直訳にこだわるのではなく、メニューを読む人が「どんな料理なのか」想像しやすい様な表現を心がけています。日本特有の材料などは、あえてその名前を残し、説明を加筆しています。メニュー校正サービスには、以下の様な簡単なデザインメニューデータも含まれております。お店に合ったコンセプトデザインで作成させて頂きます。